こんにちは、ぺりかんです。
今日は、乳幼児の腕・脚・首の病気のホームケアや、受診のタイミングについてまとめてみました。
注意したい病気は・・・?
乳幼児の骨・筋肉・関節には、これから成長して運動機能を身につけていく発展途上にあります。
そのため何かしたの異常があっても、多くは生理的なもので、大半は歩きはじめる前から小学校入学ごろまでに改善していきます。
ただし中には治療や矯正が必要な病的なものもあるので注意が必要です。
【考えられる病気】
●肘内障
●筋性斜頸
●先天性股関節脱臼
先天性股関節脱臼は、放置すると歩き始めが遅くなったり、片足を引きずったりすることもあるので、早期に治療する必要があります。
ひじの関節が外れかけている肘内障は、時間が経過するを戻りにくくなるので、すぐに医師に戻してもらいましょう。
いつの同じ方向で寝る癖がある赤ちゃんは、単なる向き癖なのか、筋性斜頸であるのが判断を受けておく必要があります。
ホームケアの方法
【肘内障の場合】
子供の手を強く引っ張らない
一度ひじが外れると繰り返しやすいので、子どもを引き寄せるときなどは、手を引っ張らずに体ごと引き寄せるようにしましょう。
両手を持ってぐるぐる回す遊びをしない
腕を強く引っ張る遊びは肘内障を起こす原因になることがあるので、小学校入学まではしないようにしましょう。
【筋性斜頸の場合】
自然に反対の方を見るようにする
赤ちゃんが普段向きたがる方向とは反対側を自然に向くようにし、好きなオモチャを置いたり、あやしたりしましょう。
大部分は自然に治るので、無理に反対側を向かせる必要はありません。
また、マッサージをすると筋肉の組織を傷つけることもあるので、しないようにしましょう。
【先天性股関節脱臼の場合】
布おむつは余裕を持たせてあてる
布おむつおのときは赤ちゃんの股だけにおむつをあて、股ぐりには余裕を持たせます。
紙おむつは普通につけて大丈夫です。
抱っこは両足を開くようにする
赤ちゃんの股に手を通し、両足が開くように抱っこします。
両足をそろえる横抱きは避けましょう。
スリングや抱っこひもを使うときも必ず両足を開きます。
下半身が自由に動かせる衣服を着せる
腰回りがぴったりしたスパッツ、上下がつながって脚が開きにくい洋服、おくるみなどで下半身をきっちり巻くことは避けましょう。
ベビーチェアやチャイルドシートを確認する
脚が開けないような狭いタイプでないかを確認しましょう。
受診するタイミング
時間外でも受診!!
☐手を引っ張たら、腕をだらりとさせて動かさなくなった
☐急に腕をだらしとさせて痛がる
時間内に受診!
☐股の開きが悪く、左右の足の長さが違う
☐太ももの付け根のしわの数に左右で差がある
☐首の付け根にしこりがある
☐いつも首を傾けている
関節や筋肉の異常は自然に治るものも多いですが、早めに治療が必要な場合もあるので、異変に気づいたら医師に相談するようにしましょう。