こんにちは、ぺりかんです。

 

今日は、小児がんの基礎知識についてまとめてみました。

小児がんとは?

小児がんとは、小児がかかるさまざまながんの総称です。

主な小児がんは、『白血病』『脳腫瘍』『神経芽腫』『リンパ腫』『腎芽腫』などです。

小児がんは成人のがんに比べて進行が早く、転移しやすいのが特徴です。

発生する場所は、血液、骨、筋肉、脳が多く、成人のがんのように胃や肺、大腸などにできるのは稀です。

小児がんの患者の半数以上は、白血病と脳腫瘍です。

白血病

白血病は血液のがんです。

大きく分けてリンパ性と骨髄性、急性と慢性があり、急性リンパ性白血病は全小児白血病の約70%を占めています。

発熱や倦怠感など風邪に似た症状から始まり、さまざまな感染症にかかりやすくなり、皮下や歯肉、鼻からの出血も起こりやすくなります。

【治療法】

白血病の種類に適した抗がん剤による化学治療を行います。

それだけでは治療が困難な場合は、造血幹細胞移植(骨髄移植・臍帯血移植など)を行うこともあります。

病気の型により異なりますが、約70%は長期生存が可能になっています。

脳腫瘍

脳にできるがんです。

症状は、頭蓋内の圧力が高まって起こるものと、腫瘍ができた部位に応じて現れるものがあります。

しかし中には、症状があまりはっきりしないものもあり、朝起きたときに頭痛を訴える、不機嫌、食欲低下、嘔吐などが起きます。

腫瘍のできた部位によっては、歩くときにふらついたり、手足が動かせないなどの運動麻痺、感覚が鈍る知覚麻痺などが現れることもあります。

乳児期に発症すると大泉門が張ってくることもあります。

【治療法】

CT検査などで腫瘍がある部位や大きさを調べ、摘出可能であれば手術で除去します。

手術と並行して抗がん剤の投与や放射線治療を行ったり、造血幹細胞移植を行うこともあります。

神経芽腫

副腎髄質や背骨の両側にある交換神経節にできるがんです。

初期は無症状ですが、進行すると食欲不振・顔色が悪くなる・やせるなどの症状が現れ、腹痛や呼吸困難、眼球突出、皮下のしこりなどを伴うこともあります。

【治療法】

がんが大きい場合は抗がん剤で腫瘍を小さくしてから手術で摘出します。

その後は、抗がん剤と放射線治療を行い、自家造血幹細胞移植を行うこともあります。

リンパ腫

リンパ節、脾臓、骨髄など、細菌やウイルスのは排除などの免疫機能をつかさどるリンパ組織から発生するがんです。

リンパ組織は全身にあるため、全身のあらゆる部位で発生する可能性があります。

そのため、病型などにより増殖速度が異なることから症状もさまざまです。

リンパ腫の腫れ、発熱、体重減少のほかに、腫瘤により気道や血管、脊髄などの臓器が圧迫され、呼吸困難や肢体や顔面の浮腫、麻痺などの症状が現れることもあります。

【治療法】

小児リンパ腫は治癒が期待できるため、病型にあった標準治療を選択することが重要です。

また、同じ病型でもリスク分類などを用いて、最適な治療を選択する層別化治療が行われます。

腎芽種(ウィルムス腫瘍)

小児の腎臓に発生する悪性の腫瘍で、小児の腎腫瘍の90%はウィルムス腫瘍です。

さまざまな奇形を伴い、多くの症候群に出現することが多いという特徴があります。

最近の遺伝子研究から、WT1、WT2と呼ばれるがん遺伝子領域に遺伝子異常が見つかっています。

腹部腫瘤と腹部膨隆が最も多い症状で、その他に発熱、腹痛、嘔吐、血尿、不機嫌などが見られることもあります。

【治療法】

治療法としては、外科的手術法、化学治療、放射線治療があります。

手術では腫瘍と腎臓を共に摘出することが一般的で、手術後は腫瘍進展度と組織分類によりさまざまな術後治療が行われます。

しかし最近では、手術前に腫瘍を小さくしてから腫瘍の摘出を行うこともあります。

とくに、両側性のウィルムス腫瘍では腎臓の摘出はせず、腎臓の部分切除、腎温存を目指します。

 

 

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